2026年2月28日の米イスラエルによる対イラン攻撃から240日。見出しは夏にいったん薄れたが、10月はタンカー被弾と原油高で戻った。ブレントは10月25日付の清算で約116.7ドル。下旬は108ドルから117ドルの間を往復し、3月の先物高値(約118ドル)に再び近づいている。
数字は二つある。AISで見える商船は7日平均で1日5隻前後、戦前の約85隻に対し約6%(hormuz.now、10月25日)。IMF PortWatchでも10月18日は4隻、基準85隻だった。一方Kplerの原油流量は10月に約1,170万バレル/日まで回復し、戦前のおよそ8割。4月の底(イラン原油を除き日量100万バレル未満)とは別世界だが、ロイターは10月22日、「回復を平常と取り違えるな」と書いている。中国向けVLCCの用船料は1日約140万ドルで、戦前の12倍を超える。
第二の海峡も戦争に戻った。フーシは9月にペリム(マユーン)島とモカ沿岸を押さえ、7月20日の対サウジ海上封鎖を続けている。10月4日、サウジ支援のイエメン政府軍が海峡際で攻勢を開始し、奪還を主張。フーシは否定した。10月9日、国連特使は「全面戦争に戻った」と述べ、翌日のリヤド空港攻撃では死者が出た。レバノン南部のイスラエル軍は残り、UNIFILは12月31日に通常任務を終える。ガザの停戦枠組みは1年を過ぎても、武装解除も撤退も止まっている。